君の居ない世界

最愛の息子を自死で亡くした母のブログです。

ここ数日の悲しみ

2日前から息子を失った当初のような激しくて深い悲しみに襲われています。


まるであの時に引き戻されたかのような、発狂しそうな程の苦しみを感じています。


それは彼の遺した遺書を読んだからだと思います。


1年前、よく読めずにいた遺書を、1年経って再び読んでみようと思いました。


彼の死を受け入れることが出来ず、いまだにどこかで現実から目をそらしている自分がいます。


だけど、彼の死を、現実を受け入れないといけないという思いもありました。


3月で1年が過ぎ、息子がこの世に居なくなってから2度目の5月を迎えました。


新緑の汗ばむ季節。ちょうど1年前の今頃は毎日が辛くて苦しくて悲しくて、無機質なモノクロの世界で感情に蓋をして、ただただ泣くだけの日々でした。


その時の感情もまたフラッシュバックしてきます。


息子が自死を決意したときに書いたと思われる「これでやっと地獄から解放される」という言葉が、


死んだ後にいくのが地獄ではなく、この世で生きることこそが地獄だと、彼の言葉の意味が今の私には十分に理解できます。


でも、いちばん辛いことは、私のこの苦しみより遥かに大きな苦しみを彼がずっと抱えていて、それをどうすることもできなかった、1人で苦しませ死なせてしまったことです。


息子との思い出を思い出すとまだ涙が出ます。

息子の部屋もそのままで、何一つ整理できません。

息子の遺骨も手元供養用のお仏壇に置いています。

息子のことを毎日どんな時でも考えています。


後悔、後悔、後悔。ただ悔やむことしか出来ない。


愛しい我が息子。その声も、笑顔も、温もりも、全てに触れることは2度と出来ないのです。


こんな残酷なことが人生には起きるのだと、人生は不条理であると身をもってわかりました。


この先どれくらい生きるかわかりませんが、長生きなんてしたくないのが本音です。


だけど、息子のように自ら命を絶つ勇気はありません。


やはり死は怖いのです。


寿命がくるその時まで、悲しみを抱えて生きていく。


ただ、それだけです。