君の居ない世界

最愛の息子を自死で亡くした母のブログです。

連日のマスメディアの報道について

ここのところの芸能人の方の相次ぐ悲報に心が痛みザワザワしています。


きっと自死遺族でなければ、ショックを受けたとしても、こんなに苦しくて辛い思いはしていないのかなと思います。


テレビで報道を見るたびに心の傷がまたえぐられます。


あのとき、息子が亡くなったあの日に引き戻されるのです。


前に進んでいても、また凄い力で引き戻されるのです。


著名人の自死は確かに報道されるのは当然かもしれませんが、


そう何日も何回も深堀りする必要ありますか?


自死された方の遺族は今この上のない悲しみや衝撃を受けています。


どうしてそっと見守ることができないのでしょうか。


このような報道や話題を何回も目にすることは本当に心が掻き乱されます。


今、希死念慮に囚われている方にとっても変に背中を押しかねない。


凄く繊細な問題だし、精神的にも大きな影響を与えるということを、マスメディアはもっと考えてほしいです。


自死はわからないことばかりです。


テレビで、「悩んでる人は誰かに相談してください」と簡単に言うけれど、本当に追い詰められて死のうとしてる人は誰かに相談なんかしません。


「精神科を受診してください」と簡単に言うけど、新規の患者は受け入れてくれないとこたくさんあります。


日本の精神医療はあきらかに遅れています。


マスメディアはそういう現場を報道して話題にすべきだと思います。